YAGレーザー接合技術
YAGレーザによるミクロな溶接技術
当社では、主にYAGレーザ溶接機を使用したレーザ加工を行っています。
レーザのエネルギーをピンポイントに絞り込めるため、微細材料の溶接・加工に適しています。
メリット
- 歪みが少ない
- 熱が集中し、母材への
入熱が少ない
- 仕上がりがよい
- パルス制御で均一なビード
- 継手自由度が高い
- 光の焦点を変えることで
いろいろな継手が可能
- 材料を選ばない
- (高反射率素材は不可)
レーザ溶接

タングステンとモリブデンの融点差を利用し、太線のモリブデンを溶融することで細線のタングステンを包み込むように溶接します。
異種金属でも溶接時のダメージを最小限に抑えて微細溶接できます
レーザロウ付け(金属/金属接合)

金属ロウを用いてΦ0.5mmのSUSピンに、20μmのワイヤーを接合。当社は、このような微細材料の溶接を得意としています。
レーザの種類と特性
- YAG
- Y(イットリウム)
A(アルミニウム)
G(ガーネット)
波長1.064μm
エネルギー密度が高く、パルス・連続発振が可能
- Co2
- 炭酸ガスレーザ
波長10.6μm
大出力でピンポイントには向かないが、
連続発振が可能
- エキシマ
- 紫外線レーザ
波長は短いもので0.157μm
エネルギーは小さい