三和の技術、
宇宙へ!
jaxaの火星探査衛星で
使われた特殊コイル
一般的にらせん状の金属部品というと照明器具のフィラメントやスプリングといった馴染みのあるものを想像されると思いますが、近年は最先端の宇宙開発の分野でもこの「コイルパーツ」の応用が進んでいます。
一般的にらせん状の金属部品というと照明器具のフィラメントやスプリングといった馴染みのあるものを想像されると思いますが、近年は最先端の宇宙開発の分野でもこの「コイルパーツ」の応用が進んでいます。
MITSUWAの「コイルパーツ」は宇宙空間において「水」の存在、ひいては生命の存在を感知するために用いられるD/Hセルという特殊なフィルターに搭載されています。
この「パーツ」を製造するにあたっては通常の丸線材料に加え、「パーツ」の表面積を拡張させ搭載機器(水素吸収セル)の強度を高めることを目的に、平らな形状をもつ特殊な材料(リボン材)での加工にも挑戦しました。
リボン材は構造上、芯に巻く際に形状を安定させることが難しく、なおかつ従来品とは異なる設計加工であったために製作は一朝一夕にはいきませんでした。制作にあたっては非常に苦労も多かったのですが、マシンの設定や部品の位置調節といった地道な調整を繰り返すなど、様々試行錯誤した結果、最終的には納得のいくコイルが仕上がりました。
MITSUWAの「コイル」はまだまだ我々の知らないような未知の可能性を秘めており、今後様々な新分野への応用が期待されています。