接合
材料によって使い分ける、豊富な接合技術
三和電気では、さまざまな接合技術を駆使した微細加工品の開発に取り組んでいます。
こちらで、代表的な接合技術をご紹介します。
レーザーによる溶接
放電灯用電極をはじめとする製品づくりにおいて、当社ではレーザーを使用した溶接技術を使用します。タングステン、モリブデンといった高融点材料に対しては、レーザーによる溶接で接合時のダメージを最小限に抑えることが可能です。
メリット
- 歪みが少ない
- 熱が集中し、母材への
入熱が少ない
- 仕上がりがよい
- パルス制御で均一なビード
- 継手自由度が高い
- 光の焦点を変えることで
いろいろな継手が可能
- 材料を選ばない
- (高反射率素材は不可)
弊社ではアルミやステンレスなどの高反射材や、真鍮やチタンなどの難削材の溶接ができるファイバーレーザーも保有しております。
溶接案件がございましたらお気軽にご相談ください。
抵抗溶接
金属に電流を流したときの発熱を利用して接合させる抵抗溶接。材料ごとに電流・電圧・加圧力を変えながら、さまざまな製品に応用されます。
ロウ付け(ブレージング)
ロウ付けとは、銀ロウやNiロウといった金属ロウ材を使用する接合方法です。極端に太さが異なる材料同士や、金属材料と非金属材料の接合によく使われます。当社では微細材料の接合が多いため、ガストーチではなくレーザーにてロウ付けを行います。
ロウ付け 金属+金属
レーザーの種類と特性
- YAG
- Y(イットリウム)
A(アルミニウム)
G(ガーネット)
波長1.064μm
エネルギー密度が高く、パルス・連続発振が可能
- Co2
- 炭酸ガスレーザー
波長10.6μm
大出力でピンポイントには向かないが、
連続発振が可能
- エキシマ
- 紫外線レーザー
波長は短いもので0.157μm
エネルギーは小さい